結局どした?
土地を探そう→なかなかいい土地がない→建売も探そう→いい条件の家が見つからない→やっぱり土地も探そう
のループをグルグルしながらネットを徘徊する毎日。不動産屋に問い合わせると連絡のやり取りと内覧の管理で手一杯になってしまう。やり取りの上で不安がある不動産屋はその時点でお断りをした。問い合わせた数分後に電話してきて「お客さんの名前なんだっけ?」と電話口で確認する声が聞こえたこともあった。しかも電話ではなくメールでお願いしますと書いた物件だった。
名前を間違える不動産屋や、メールで「!」や顔文字を多用する不動産屋に不安を覚えたりもした。前の記事を読み返して名前を間違える不動産屋や口調に不安を覚えるは前にもいたな、と思い出した。接客業にとって大事なことに思えるけど、どうなんだろう。
そんな感じで、お任せしたい、お任せしても大丈夫だと思う不動産屋を探すのも大変だった。
(それと、ものすごく些細なことだけど不動産屋はメールを返信ボタンで返してくれる人が少ない。返信ボタンで返してくれると同じ話題のメールはひとまとめに表示されるのだが、毎回新規メールで返されるとあとでメールを探し出すのに苦労する)
そんななか中古物件も探し始めた。よくある建売を買うよりも注文住宅の中古物件の方が合うこともある。(ただし施主の考え方が合わないと大きな齟齬もある)
ひとつ目にいいなと思った物件は問い合わせたあとに駐車スペースが小型車ギリギリということが分かり、見に行く前に断念した。夫は関東圏から四国や九州まで運転しても苦にはならないという車好きだ。しかも少し大きいサイズのSUVに乗っている。周辺の道が狭いと日常生活がストレスになるし、バイクも手放せないことを考えるとできれば駐車スペースは1.5台分並列で。この条件は近隣で予算内だとかなり厳しいということが分かってきた。少し離れた県で土地が広くて駐車スペースに余裕があったとしても、そこにたどり着くまでの道が狭かったり、旗竿地だったりして意外とそこがネックになった。
次に見つけたのは近所の注文住宅で、高級車が三台停まっている写真から駐車スペースは十分、夫婦二人しか住んでなかったであろう割りきった間取りの物件だった。
こちらも問い合わせたが、次の日には物件情報から消えていた。たぶん成約したのだろう。
だから不動産屋も急いで連絡しなくていいやと思ったのか、次の日午前中の電話に出られなかったら数日後に「あの物件もう申込入っちゃいました」という電話が来たというノンビリぶりだった。
ところがこの不動産屋が色々と条件などを聞いたあとポツリと「○○駅周辺がいいんじゃないかなと思います」と言い出した。昔担当していたエリアで、近く路線が拡大してこれから便利になり地価も上がるのではないかと言う。出張が多い夫は飛行機や新幹線へのアクセスも重視していた。隣の市だったが、今まで馴染のない地名だ。
その不動産屋からその電話以降の連絡はしばらくなかった。自分のエリア外の情報だけくれるなんて妖精か?
単に商売相手にならないと思われただけかもしれない。
ひとまずそのあたりでも探してみようということになった。